介護にまつわる出来事

同居の義父母の介護に思う事など綴ってます

認知症かな?と思った出来事②

最近、義母の物忘れが多くなってきたなって思っていた矢先、これは物忘れではなく、認知症かも。と思うような出来事が起こりました。

 

今まで、義母は、ルールをまもらなかったり、まちがった事をしている人には、割と注意するタイプでした。そしてある日も、ゴミ出しの日を間違えていると、近所の方に、言いに行ったようで、実際は、義母が間違えていたと、夫が地区の班長さんからその経緯を聞きました。注意をしてしまったその方には、顔を合わせた時、夫からも謝りましたが、その時は

 

「お袋もボケはじめたな!」

 

と言いつつも、わたしたち夫婦も、ただのおっちょこちょいで、早とちり程度に考えていました。

 

私には2人の孫がいます。私の娘の子供で、下の孫は1歳です。近所に住んでいる為、ちょくちょく家にくるので、下の孫が娘のお腹の中にいる時は、義母も、「いつ産まれるの」と気にかけてくれてました。陣痛がはじまり、病院に私もついて行く時も見送ってくれてました。

 

無事産まれた事を報告し、孫も見てもらい、娘も、義母からお祝いをもらいました。産後の1ヶ月間は、娘と孫は、わが家で過ごし、その後、近所の娘夫婦の家へ帰って行きました。

 

その後のある日、義母に「孫の世話の手伝いに行ってくるね、2人になって、大変そう」と声をかけると、

 

義母 「あ、産まれたの?」という返事。

この前、お祝いもくれたのに。

 

正直に言うと、この時はまだ慣れていなかったせいもあり、一瞬、なんとも表現できない怖さを感じてしまいました。言うなれば、違う世界にでも迷い込んでしまったような。(笑)

 

 

私 「うん、◯月◯日にね。…あ、そういえば、お祝いくれたみたいで、ありがとうね」

 

義母 「あ〜うん、うん」

 

とごまかすような返事。

 

この時に、ただの物忘れではなく、やっぱり認知症なのかな?と疑いを持ち始めました。

 

実際に経験した一部を忘れるのではなく、全体を忘れている場合、認知症だと、読んだ事があり、義母は娘が出産した事全てを忘れてしまっていたのです。

 

 

その後、認知症かな?ではなく、確信に変わる出来事が起きていきました。

 

 

読んでいただきありがとうございます。

 

 

 

認知症かな?と思った出来事 ①義母の人となり

二世帯住宅ですが、義父母とは同居しています。

義父は病気の為、手足があまり自由には動かなくなってきています。

そんな義父を義母は5年ほど介護してきました。

 

義母は、嫁の私から見て、しっかり者でダメなものはダメ。といった正義感も強い人だと思います。世間体も大事です。そしてとても心配性です。家計簿もしっかりとつけていました。

自治会の話し合いでは率先して意見を言います。私達夫婦が新婚旅行から帰って来た翌日には

私の干した洗濯物の干し方に「こんな干し方、乾かないから干し直したから!」と、私にハッキリと言う義母にこれから始まる同居生活に不安を感じたものでした(笑)

 

当然、結婚前から、義母の性格は知っていましたが、結婚したら、数年ほどアパートで住みたいと、男兄弟で長男の夫の意見に、泣きながら「娘ができると思って喜んだのに」と言ったのを聞き、まだ若かった私は、自分の気持ちより、角が立つ事を恐れ同居を承諾したのです。

 

初めの頃は同居するのだから、仲良くする方が楽しいだろうと、仕事での出来事や、友達の事など会話をするように心掛けたのですが「えっ、そんな事したの?」とか、笑い話しにならず、返ってダメ出しされたりするうちに、自分が疲れないちょうど良い距離感で、接するように心がけるようになっていきました。

 

もともと、私は、基本「べつにいいんじゃない」的な考え方で、人それぞれ色々だから、こうじゃないといけないっていうのが、あまり好きではない方で、義母の言動は、好きだなーとはあまり思えなかったのです。

 

嫌味を言われたりもあったけど、その一方で、私にはない、尊敬できる部分もあったし、人情味もあり、悪い人ではないという認識で、言い合いになった事も一度もありませんでした。

 

その代わり、ちょうど良い距離感をとっていたので、なんでも話す仲ではないです(笑)

 

二世帯住宅を建てる前の3年ほどは、食事も一緒でしたが、今は、お風呂、玄関のみ共同です。設計の段階で、お風呂や玄関も別にしようとしたのですが、義母に、接点がなくなるからと反対されたのは言うまでもありませんね。(笑)

 

逆にどうして、泣いてまで、そんなに同居したかったのか。私の夫である息子がかわいいからとは考えられません。夫は両親に割と反抗的です。いや、かなり反抗的です(笑)

 

やっぱり老後が心配だったのかなって思います。

 

とても心配症ですから。

 

「将来、みてもらわないといけないから」そんな思いを強く持っていたのかもなって、今になって思います。

 

 

そんな義母に、なんか変だな?っていう出来事がでてきたのです。

 

 

読んでいただき、ありがとうございます。

 

早めに次、更新するつもりです。また来て下さいね。